講演会
【オスカルのストーリー】
ユジュマナ・サポーターのひとり、オスカルは、会社員時代にエンジニアとして念願の海外赴任が叶うも、体調を崩して無念のリタイヤ。失意の中、帰国後突然、ギランバレー症候群(自己免疫疾患)を発症しました。
発症した翌日には、首から下がほぼ麻痺し、ナースコールも押せず、寝返りもできない、足が1mmも動かない、寝たきり状態になりました。
そんな中で、毎日のちょっとした感謝したことを綴る感謝日記をはじめ、ものごとにはコイン両面のように、病気になったことのメリットもあるはずだと考えて、ピクりとも動かない身体のまま、数えていきます。
そして、動けないからこそ、しなくてもよい余計なものが濾過されて、自分が本当に大切にしていることが何なのかがわかり始めます。そうなのです。人は、自分の価値観が高いものについては、身体や環境、状況がどうなっていようが、超えていく力を持っています。
そうして、感謝の力と自然に挑戦していってしまう力も手伝って、とても緩やかに回復をしていきます。
電動車椅子の操作にも慣れたある日のこと、病気のメッセージに気づき涙します。それは「ありのままの自分を愛する」ためだったのです。オスカルは、それまで自分のことが嫌いでした。自分の嫌な面をどうしても許せずに責め続けていたのです。けれども、そのメッセージを受け取った日から、自身の病を“ギフト”と言えるようになりました。病気のお陰で、ようやくありのままの自分でいることができるようになってきたのです。
治療法が確立されていないために先の見えない治療と不安を抱え、後遺症の痺れによる痛みとの付き合いや麻痺による不自由な手足に悩み、ままならない身体での生活の仕方の試行錯誤、意識が遠のくほどの厳しい訓練も経て、発症から約2年で復職できる見込みが出てきました。
その頃のオスカルの最大の不安は、例え復職できたとしても、インプットもアウトプットも著しく遅くなったこの身体では、昔の自分や同僚と比較してしまい、肉体的なものより精神な苦悩により、早晩やっていけなくなってしまうのではないか、ということでした。
そんな折に、情熱を発見する「パッションテスト」に出逢います。パッション=情熱は、指紋のようなもの、誰一人として完全に同じものはありません。そして、パッションは航海を旅するための羅針盤、闇夜の灯台や北極星のようなものです。オスカルは自分のユニークなパッションに出逢い、誰とも比較しないでもいいこのパッションを抱きしめて、組織の中にありながらも、よりありのままに生きられるようになっていきます。
そうして、自身のユニークな体験、特に「病とギフト」について語るお話会を各地で開催するようになります。
オスカルの中の自分を誰かと比較することが減って、自分の中の批判的な声が薄らいできた頃、自己肯定感を高める「マスタリーオブセルフラブ」の叡智に出逢います。セルフラブとは自己肯定感のことです。病のメッセージ「自分を愛するということ」の本当には分かっていなかったことに気づきます。自分を真に愛することによって、周りの人にも思いやりを持ち、周囲と調和をも生み出し、自らの情熱に沿ってよりよい人生を送ることができるようになるのです。
「障害をもった自分でもパートナーシップを持っていいのだろうか。今生ではパートナーシップに恵まれないだろう」と勝手に思い込んでいたオスカルは、セルフラブの高まりによって、本来の自分を取り戻し、愛し、愛されてもよいと自分に許可を与えることができるようになったのでしょう。生涯の伴侶との素晴らしご縁があり、結婚することができました。
そして現在は、妻と子供と愛犬一匹と幸せに感謝しながら生活をしています。
人生は、一体何が起こるのかわからないものです。苦境や困難も訪れることがあります。そんな時、一体どのようにして向き合ったらよいのでしょうか?どうやってそれらに打ちのめされずに、天からの贈り物=ギフトに転換して、人生の次のステージに進むことができるのでしょうか?
自身の壮絶な経験を通して、オスカルが掴んだ真実を、真摯に、まごころ込めて話をするのが、このお話し会です。
オスカルの体験については、ブログ「オスカルと賢者の石」をご参照ください。
【実 績】
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「狭山市障害者週間イベントWell-being2017」(於:狭山市市民交流センター)
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「国立障害者リハビリテーションセンター 就職セミナー」 (於:国立障害者リハビリテーションセンター)
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「絵本作家 あきばたまみ トークショー」 (於:福島)
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「ナレーター 野引香里 トークライブ」 (於:東京)
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「病はギフトinロケットカフェ」 (於:池袋)
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「病はギフト」 仙台、福島、埼玉、東京、名古屋、大阪開催
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「いのち×ギフト」トークライブ2021
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「相模台中学校 人権講演会」(於:神奈川)
<その他>
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表紙インタビュー:「狭山市広報さやま」
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オンラインイベント:「しあわせシンポジウム2022」
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ラジオ放送局ゆめのたね「ココロ咲く花」(パーソナリティー:りこりか)
【お話し会のご依頼】
障害者週間のイベントやトークショー、講演会などさまざまな形態でお話をしています。
まずは、講演の趣旨や日時などをご相談ください。
お客様の声
普通という毎日の当たり前は当たり前でないという事を感じ、感謝の気持ちが自然に持てるようになるのかなと思いました。話を聞いて、今の自分がどれだけ恵まれているのかを再認識できた事がよかったです。考え方、捉え方次第で未来は切り開けるんだと思いました。
いちごさま(女性)
オスカルさんに出会えて、お話し会に参加できすべての事は自分の捉え方なんだって気づくことができてよかったです。
岩崎さま(女性)
毎日、愛と感謝とワクワクを大切にしながら生きていくことが大切なんだと改めて感じました!普段の自分の視野が広がりました。体の健康と同じように、心の健康も大切で、もっと自分を愛して、自分らしく生きようということに気付かせていただきました。
こういちさま(男性)
私がそうなりたいと思っていることをお話しして下さったように思いました。自分を愛し、他人を愛し、自由になりたいと思っています。そうイメージすることで少しずつ近づけるような気もします。
J.I.さま(女性)
自分の心を大切に扱う感覚を得ました。目の前に起きているのはそれがただ“ある”だけで、自分の価値観で十にしたり一にしたりしているんだなぁ、という気づきがありました。
起きていることには意味がある。生きるとはどういうことなのか?気づきがたくさんのお話し会でした。笑いありで楽しかったです。
岸山尚史さま(男性)
オスカルがイキイキと自分の病気の体験について話されている姿を見て、とても頼もしく、安心すると同時に勇気をもらえました。
ウルヴォイ佳織さま(女性)
ありのままの自分を愛する、とても素晴らしいと思いました。いつも心掛けていますが、なかなかありのままが出来ませんが、やってみたいと思いました。
益子惠子さま(女性)
物事はニュートラルであり、自ら制限していることがある。「こうでなくてはならない」「こうしなければならない」といると、今、目の前で起きていることに気付けない状態だということに、はっ!と気付けるセミナーでした。